公認会計士

    勉強のアドバイス

     公認会計士試験に合格された方の勉強方法を紹介します。過去の合格者の勉強方法を参考に皆様も合格に向けて学習を続けていきましょう。

    青木 孝志さんの勉強の仕方  (2011年度公認会計士試験 一発合格)



    ★勉強の仕方

     僕は夜遅くまで勉強できるタイプではなかったので、大体朝8時半から夕方5時〜7時までの間で6時間〜8時間ほど勉強をする習慣をつけていました。家に帰ってからは特に何か勉強するのでもなく、趣味をしたり、バイトをするなど主にリフレッシュの時間をとるようにしていました。また、週に1日は必ず休みをとってテキストには全く触れないようにして勉強から離れるようにしていました。その代わり勉強をするときは必ず集中するようにし、勉強と休みのメリハリをつけて勉強するようにしていました。

     以上の勉強は試験の直前であるか否かに関わらず同じですが、そのかわり半年や1年先といった期間を逆算して今やるべきことをひたすらやることに徹していました。例えば、試験から1年〜半年前ならとにかく苦手科目・論点をつぶすことを行っていました。公認会計士試験では各科目において40%以上ないと自動的に不合格となってしまうという制度上、苦手科目の存在は非常に危険だったため得意分野を伸ばすことよりもひたすら弱点をなくすことばかりを考えていました。 そして試験半年〜前日ならひたすら答練の復習をしたり、忘れないように1日に満遍なく多くの科目を見直すようにしていました。

     また計算科目が全然できないという方がよくいると思います。僕にも計算がまるでできない時期がありましたが、その時にとった対策としては、問題集・答練の復習です。具体的にどのようなことをしたかというと各問題には制限時間があると思いますが、その制限時間の半分以下の時間(例えば1時間の問題を15分〜30分)で解き、かつ、満点を取るような訓練をしていました。そして1回満点が取れたからといって満足はせず、同じ問題を10周もするほど問題を解きなおしました。 特に短答式試験では計算が早くなければすべての問題に触れることすらままならない上に、(特に5月短答ですが)知らない論点が少なからず出てしまうため、正解できる問題を確実に正解するためには計算力の向上が不可欠だと思います。

    ★12月短答に落ちてから

     実は僕は12月の短答式試験に不合格で5月に合格したのですが、やはり12月の短答式試験に不合格だったのは非常にショックでしばらくはあまり勉強に身が入らなかったりもしました。しかし、5月の短答に落ちたらまた1年勉強しなくてはならなくなるため、時間もお金もかかってしまうと思いそこから猛勉強しました。特に最近は5月の短答式試験の方が合格率が圧倒的に低いこともあって必死に勉強しました。 その時に特に注意したのが、いわゆる「短答特化」というスタイルの勉強法です。これは短答式試験に合格することを目的として短答用の問題を練習することなどを指しますが、あくまでも会計士試験受験における最終目標は8月に実施される論文式試験で合格することです。そのため「短答特化」の勉強では5月に合格しても8月の論文式試験に とても間に合うとは思えなかったため、僕は4月ごろまで論文式試験の勉強をしていました。論文の勉強とはいえども、短答で受験する科目については内容は当然に同じです。そのため、論文の勉強が全く無駄になるということはなく、むしろある論点に対する論理的な展開を理解していれば知らない論点がでてもその考え方を応用しておおよその答えを選択することだってできるようになります。今思えば、僕が5月に合格してそのまま8月に合格できたのも以上のような勉強方法をとっていたからだと思います。

     最近は短答式試験が非常に難しくなってきているためモチベーションが高まらない人も多いとは思いますが、モチベーションの源は自信を持つことだと僕は思います。その自信をつけるために論文式試験合格という先を見据えたうえで今自分がすべきこと、不足していることを常に意識して勉強をしてほしいと思います。

    ★最後に

     もし勉強においてわからない点があれば名古屋校の先生たちに質問すれば丁寧に対応してくれるので積極的に聞くことをお勧めします。僕もかなりくだらない質問をたくさんしたことがありますが、それでも非常に丁寧に対応してくれたので今の自分があると思っています。本当に大原の名古屋校を選んで良かったと思っています。

    酒向 博行さんの勉強の仕方  (2010年度公認会計士試験 一発合格)




    〜試験勉強に対する姿勢・考え方など〜

    ◆日常について

     基本的には平日は毎日大原へ通い、土曜日か日曜日のどちらか1日を休みにしていました。一週間フルに勉強している方もいましたが、自分には無理でした。休みなしは精神的にも体力的にもキツく、逆に勉強の効率が落ちたからです。
     また、通学には電車で片道1時間半ほどかかっていたので、朝は早くても9時から勉強を始め、夜は講義のない日は18時〜19時くらいで帰り、電車の中でポケットコンパスやテキストを読んでいました(寝ることも多々ありましたが…)。その代わり帰ったら一切勉強はせず、漫画を読んだりテレビを見たりして過ごしていました。常に勉強モードでは疲れてしまうので、メリハリを付けてストレスをできるだけ溜めないよう気をつけていました。

     このような勉強スタイルは本試験直前期であってもほぼ同じでした。勉強時間は単に長ければ良いというものではなく、「いかに集中できるか」が重要だと思います。そのためにも日頃の体調管理には結構気を使いました。体調が悪いと集中力も思うように発揮できないので、なるべく学習リズムを一定に保ち、集中力が発揮しやすくなるよう努めました。なお、ブース席は座り心地が良くて眠くなりやすいので、あえて普通の席で勉強してました(実際にブース席で勉強しようとして1日寝てたことがありました…)。


    ◆1日の勉強スケジュールについて

     論文対策では科目も多く、1日に何をどれだけ勉強していけばよいか分からない方も多いと思います。私の場合、勉強科目を「簿記」「財表」「管理」「監査」「租税」「企業」「経営」の7つに分けた上で1日3〜5科目、特に苦手な管理や財表は毎日勉強し、それ以外は答練の日程なども考慮して、流動的に決めていました。その日の勉強科目と内容を手帳に簡単にメモし、後でどんな勉強をしたのか分かるようにしておくと、復習が効率的に進められるかと思います。

     ただし、これはあくまで基本形であって、直前期以外では1日中管理の勉強だけをするなど、極端なケースもありました。まずは苦手科目を潰すことが最も重要ですから、あまり形式にこだわる必要はないと思います。逆に直前期は1日で多くの科目を回すことになりますが、その場合でもせいぜい5科目が限度かと思います。無理して全科目に手をつけると、1科目に費やせる勉強時間が少なくなり、時間に余裕が持てないので焦りますから、かえって効率は悪くなると思いました。ちなみに、本当に1日で全科目を回したのは論文本試験3日前くらいでした。


    ◆答練・模試について

     基礎期から直前期までの答練や模試はすべて受けました。最初の頃は成績優秀者のランキングに名前が載ることを目標にしてましたが、これがなかなか難しく、たまに名前が載る程度でランク外が当たり前でした。それでも本試験には合格できるので気にしなくても大丈夫だと思います。それよりも答案の中身をしっかり見直すことが重要です。
     例えば、ステップ答練で90点くらい取れたとしても、マイナス記号のつけ忘れなど凡ミスで失点していた時は点数に関係なく反省し、逆に30点くらいしか取れなくても、自分が現状で解答可能な問題(後で解答を見た時に、これなら解けると思える問題)がミスなく正答できていれば、それはそれでOKだと割り切っていました。点数が悪かった時は苦手論点を潰すチャンスと考えて、前向きに復習すれば良いと思います。

     また、理論全般については、職員室前に置いてある「採点講評」が参考になりました。出題の趣旨や各問の受験生全体の出来具合などを参考に、自分のその時点での実力や、重点的に復習すべきポイントなどを把握するようにしてました。成績優秀者の答案も掲載されているので、見て損はないと思います。

     公開模試は短答・論文ともにキッチリ結果を残したかったので、全科目を完璧に近い状態に仕上げることを目標に勉強しました。特に、論文直前期の答練はスケジュールがきつく、模試までに全科目仕上げるのは大変でしたが、ここで一度仕上げたおかげで、本試験までの残り1ヶ月を比較的余裕を持って復習・確認作業に費やせました。(租税法や経営学は手薄になりがちでしたが、総まとめテキストやポケットコンパスが非常に使いやすくまとめられており、復習の際にとても重宝しました。)


    ◆勉強のモチベーションについて

     勉強当初は、一発合格はなかなか難しそうだし二回目くらいで受かれば良いかな、という程度の認識でいました。しかし、次第に景気が悪化し、受験専念の状況を長く続けることは経済的な面でも困難であると考え、一発合格できなければ受験を辞めようと考えました。ちょうど私の受験する2010年から短答が12月も実施されることになっていたので、まずは12月で絶対に合格してやろう、という強い気持ちを持って日々の学習に取り組みました。今思えば、このような受験を取り巻く環境の変化が、危機感を高めることになり、結果として一発合格への原動力になったと思います。

     近年は就職も大変厳しい状況が続いており、論文試験後の進路について不安を抱えながら勉強を続けている方も多いと思います。常にモチベーションを維持することは難しいかと思いますが、中途半端な気持ちで勉強していては論文式試験を突破することは困難です。受験を続ける以上、合格しないと先に進めません。今一度初心を思い出し、今年必ず合格するつもりで勉強してください。短期合格したいなら、科目合格を視野に入れてはいけません。あくまで目標は一括合格です。


    ◆最後に…

     勉強の内容はもちろん、勉強方法等で困ったときは名古屋校の先生方に質問・相談するのが一番かと思います。優秀な先生方ばかりなので、些細なことでも積極的に質問することをお勧めします。私も勉強方法で悩んだときは長屋良先生に相談していました。自分のメリハリを効かせた勉強スタイルは長屋先生のアドバイスが基になっています。

     名古屋校は先生方も受験生もレベルが高く、VODによるフォローも完備されていて勉強にはとても良い環境でした。大原名古屋校を選んで本当に良かったと思っています。